不安定な状態こそが本当の安定!?

drumset

 

あなたは、本当にリラックスが出来た立ち方や座り方というを意識していますか?

 

これはドラムを演奏していく上で、

かなり重要な部分なので、詳しく説明しますと、

 

本当にリラックス出来ている姿勢とは、

無駄な力が入っていない状態なので、

その状態のまま長時間継続しても

疲れがたまることはありません。

 

しかし、

立ち方が上手い人は、

力が入っていない分、

かすかにゆらゆらしているというのが実際のところで、

彼らは常にバランスを取っているというのが正常な表現になります。

 

身体の内部では、

そのゆらゆらしているバランスを元に維持するために

ごく小さな筋力をいつも使っているんですが、

 

もちろんそのゆらゆらは目に見えるほど大きなものでは無いので、

立ち方が下手な人と見分けがつきません。

 

上手い人ほど、その不安定なゆらゆら状態を

最低限の力で維持する事が出来るので、

身体にほとんど負荷がかからない姿勢を

続けられるますし、

リラックスしている分

集中力も続きやすいはずです。

 

下手な人の場合は、

同じように立っているだけでも、

姿勢が傾いていたり、

一つの方向に体重をかける癖があったりして、

バランスを一つの所に集中させて

安定させようとする傾向があります。

 

それだと、身体の1部分に負荷がかかるので、

もし限界がくれば、

腰痛になったり、脚が痛くなったり、

身体からのサインが出てくるかもしれません。

 

ただ本人はバランスを取ろうとしてやっている事ですから、

安定させる事が目的のはずですが、

この状態は、安定とは言いがたいですよね。

 

なので、本当に安定して身体を上手く使ってやるには、

不安定を「安定的」にコントロールすることが大切になってきます。

 

ドラムを叩いている最中なんかは、

手足を動かしているから

バランスはしょっちゅう崩れています。

 

しかし、その間でも最小限の力で、

身体のバランスを維持してあげると、

手足の動きが軽くなったりします。

 

身体全体だけでなく、

手先、足先でもこれは同じで、

肘や脚、指など細かい所のフォームを最低限の力で維持する事で、

スピードアップにつなげる事ができます。

 

ドラムが上手くなってくればくるほど、

この考え方が重要になってきて、

おそらくこのリラックス度合いが必要になってくる段階に近づくほど、

多くの人の上達が止まります。

 

その原因を考えてみると、

初心者から中級者くらいのレベルですと、

やみくも叩いていても大体は叩けてしまったりするんですが、

「その考え方を持ったまま」

中級者から上級者へのステップアップを

目指してしまう、というのが根本的な原因でしょうね。

 

現状の安定させる方法を見つけてしまうと、

誰でも新しい不安定な方法に移行するのは怖いことなので、

本能的にそうなってしまうのだと思います。

 

その上にいろんなテクニックを積み重ねてしまうと、

ドラムを叩くことが苦痛になってしまったりする人も

いるかもしれません。

 

ですから、本当の安定を手に入れるなら

不安定な状態を支配することがコツになるんです。

 

というのが、今日のブログの結論です。

 

 

ただ、これは身体だけじゃなくて、

考え方の部分もそういう風に出来ていて、

 

あなたが、この記事を読んでいるという事は、

ドラムを叩くことに不安があるからこそ、

この記事に辿り着いたはずですよね。

 

その不安があるからこそ、

安定を求めるために行動を起こして

いろんなものを学ぼうとした結果、

これを読んでいるはずなので、

不安定なものと向きあう事って

かなり価値があることなんです。

 

現状に満足していれば、

こんなHPなんか見ていないはずですので(笑)

 

自分を成長させていくということは

前提条件として不安定な状態があるからこそ

好奇心が沸き起こり、

その結果、知識も広がるし、

より面白い物事が発見できるという流れになります。

 

そうすると、

どっちが楽しくて面白いかは答えは明確で、

身体も考え方も

不安定な状態こそが

実は安定的に健全な精神と身体を手に入れるステップになるので、

ぜひぜひ不安定を歓迎して受け入れるという事をしてみてください。

 

 

そうすると、

安定志向こそが本当の敵だと気づいちゃうかもですね。

 

ということで、本日は以上です!

 

また!

ドラムを練習する時に大事なこと

あなたは戦略と戦術を意図的に分けていますか。

 

ドラマーズバイブルで学んでくれた人に簡単に説明するなら、

抽象度が違いを理解してるか、って事になりますね。

 

誰でもわかるように説明しますと、

例えば、

戦争でいうと、

軍隊の構成や隊の進め方などの作戦は戦略に分類されますが、

実際に相手と対峙した時の武器の使い方みたいな

具体的なものは戦術になります。

 

マラソンでいうと、

どのようなペースでどのような走り方をするというのは戦略、

どのように地面と足を接地させるかとか、

呼吸のしかた、バランスの取り方などは戦術ですね。

 

より具体的なものは戦術、

大きなものは戦略というイメージです。

 

 

この2つをしっかり分けて考えていると、

練習の質を上げることに繋がるので非常に大事です。

 

では、どう応用すればいいかというと、

 

実際にドラムを叩いて練習する時は、とにかく戦術ベースで思考する事。

ドラムを叩かない場合は、戦略ベースで思考する事です。

 

例えば、

まず最初に戦略ベースで考えていくとすると、

練習の計画を立ててみるといいでしょう。

 

どんなスキルを身につけるためにどんな練習をするか

決めていきます。

(ダブルストロークやツーバス、パラディドル、音数の多いフィルインなど

叩けるようになりたいものをピックアップ)

 

それが決まれば、練習内容も一貫性が出てきますよね。

 

しかし、それだけでは、

すぐに叩けるようになるわけではありません。

 

実際に叩いてみたら

上手くペダルが動かせなかったり

音量が出せなかったり、問題が出てきます。

 

この時に焦って戦略をすぐ変えてみる

というのは早計です。

 

とにかく戦術レベルの具体的なものについて

考えてみるようにしましょう。

 

なぜ、音量が出ていないのか、

なぜ、綺麗に音粒が揃わないのか、

とにかく原因を探るようにしましょう。

 

その時に、肘の位置を変えてみるとか、

スティックの握りをゆるくしてみるとか、

ビーターの返しやリバウンドをもっと活用できないか、などなど

 

具体的な解決策をとにかく考えてみます。

 

そして、問題が少しでも改善できたら

それをとにかく維持することに注力します。

 

この時に重要なのは、

どれだけ解決策を具体的なレベルに落とせるか、という所です。

 

「モーラー奏法を使ってるけどうまくいかないなあー

この奏法辞めたほうがいいかもなあ・・・」

というのでは、まだまだ抽象的なのでダメです。

 

 

もっと具体的に、

肘を3cmぐらい低くしてみたらラクになるかも・・・とか

膝を5cmぐらい開いてみたらどうだろう?・・・とか

左手の人差し指だけ1cmほど開いてみたらどうかな?

 

・・・という風に、

このぐらいの細かいレベルまで考えていくと

練習時間あたりに得られる経験値を

意図的に上げることが出来ます。

 

徹底的に抽象度を下げることを意識してください。

 

そして、練習後は

それらのフィードバックを考慮にいれて、

練習法など調整していきましょう。

(スキルを習得したら、新しい練習法を計画に組み込めばいいし、

習得出来なかったならば、次はどこを鍛えるべきか考えておく。)

 

 

結構当たり前な事を言っているようですが、

練習中にここまで具体的に考えられている人って

少ないんじゃないかと思います。

 

僕も昔はそうだったんですが、

練習中に

「この練習法はダメだな〜」とか

「とりあえず、この練習を続けていけばいいか・・・」

という風に頭を使ってはいたんですが、

改善策が抽象的すぎるから

フィードバックも大して得られるわけでもなく、

その結果、全然上達しませんでした。

 

あなたもそんな落とし穴にハマっていませんか?

 

ぜひぜひ考えてみてくださいね。

 

 

ドラムを叩かない時は戦略ベースで

実際に叩いて練習する時は徹底的に戦術ベースで思考し、

 

それぞれのレベルを同時にバランス良く上げていくと、

上達するスピードも上がりやすくなります。

 

ということで、今日は以上です。

 

それではまた!

ドラムと脳科学

昔僕がドラムを練習していた時に

疑問に感じた事があるんですが、

 

「どうして左手と右手を同じように動かしているのに、

全然感覚が違うんだろう?」

 

と思ったことがあります。

その時は、シングルストロークの練習をしていて、

ただ単にスネアで16分音符を交互に叩くというだけの

練習だったんですが、

 

「こんなシンプルなフレーズなのに、

イメージ通りに上手く叩けないのはなぜだろう?」

と考えていました。

 

今だからこの疑問の答えは理解出来るんですが、

それは、単純明快で

右手と左手を同じように動かせていなかったからです。

 

では、なぜそのような問題が起きるのか?

 

その答えは、

脳科学を勉強している時にわかりました。

 

僕もあなたも同じで、

人というのは何気なく、

歩いたり腕を上げたり自転車に乗ったりしていますが、

根本にまで目を向けると、

「自分がどうやって身体を動かしているか説明出来ない」んです。

 

例えば、今僕はこうして記事を書いているので、

パソコンの前で指を動かして文字をを打ち込んでいますが、

 

どうやって指を動かしているのか説明出来ません。

 

原理的には、

脳の中の運動野で神経が発火して

身体を動かしているんでしょうが、

 

じゃあ、どうやって

神経を発火させて身体をコントロールしているのかと聞かれると、

答えられないんですね。

 

どうやって腕を動かしているか、

どうやって椅子に座らせた身体のバランスをコントロールしているか、

どうやって歩いているか、

 

それらは、非常に感覚的な問題で、

説明は出来ないけど、

でも出来るんだからしょうがない(笑)

 

このように不確実な感覚でしか捉えられないからこそ、

人によって、

歩く姿勢が微妙に違ったり

同じように見える動作でも実は筋肉の使い方が違ったりするんですね。

 

そして、当の本人が疲れやすい姿勢で生活していたとしても、

それで十分生活出来てしまうのだから、

問題意識に上がることはありません。

 

ですから、

僕自身も、シングルストロークの練習をするまで

腕や指の使い方、フォームが

左右で違っていたことに気付かなかったというわけです。

 

当然ですが、一番良いのは、

良いフォームと良い身体の使い方で演奏出来ることです。

 

しかし、そんな面倒くさい事を考えなくても

普通の難易度のレベルであれば、

練習すればだいたいは叩けてしまうのも事実。

 

その境界線に気づけるかどうか、

そして越えられるかどうか、

というのが大きなターニングポイントになります。

 

あなたも普段生活している中で、

何気なく手足を動かして毎日過ごしているはずですし、

まさか自分が間違った動かし方をしているなんて

そうそう思わないし、思えないでしょう。

 

しかし、元を正せば、

実際僕たちは何にも知らないし、

あいまいな感覚の世界に生きているので、

その状況を前提として、

ドラムを練習すると新しい発見があるかもしれません。

 

特にハードロック系の演奏をしたいなら、

ここはかなり重要視した方が良いです。

 

僕の場合ですが、

過去にツーバスを練習している時などは、

同じように両足を動かしているようでも、

 

全然左右の足の感覚が違っていたり、

足と靴が触れる感覚も違ったりして、

凄く感覚というものに対して神経質に練習していました。

 

それは結局、身体を動かすという事は

感覚そのものでしかないということがわかっていたので、

新しい感覚を得る事は凄くインパクトがあることだと認識していたからです。

 

それまでは、

身体のフォーム(足や腕、指の形)などの

目に見える部分ばかり重視していたように思いますが、

 

それ以外に、

感覚的な部分も同時に重要視するようになったからこそ、

叩けるようになったという経緯がありました。

 

ですが、これらは上手く言葉では表せないし、

表せても他人に伝わるかどうかは、不明確なものです。

 

だからこそ、

同じ人に教わっても差が出てしまったりするし、

運良くすぐに上手くいく人もあれば、

遅い人もいます。

 

ですが、そんな事は気にせず、

「この感覚を自分で100%コントロールしてやる!」

という気持ちが出来ていれば、

だいたいは乗り切れるように思いますので、

 

ドラムを練習するときは、

言葉では表しきれない感覚の部分も

しっかり重要視するようにして下さい。

 

苦手なフレーズとかを練習する時は、

細かい手先の感覚や音質まで意識がいかない事もあるでしょうが、

そこをなんとか集中してやってみると、

凄く良い感覚が掴めるかもしれないので、

ぜひ頑張ってください。

 

それでは!